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帯状疱疹(ヘルペス)・帯状疱疹後神経痛の治療

●帯状疱疹とは

帯状疱疹は、水痘(水ぼうそう)のウイルスである水痘・帯状疱疹ウイルスが原因で発症します。赤い発疹と水ぶくれができ、痛みをともなうのが特徴です。

子どもの頃にかかった水痘(水ぼうそう)のウイルスが体の中の神経節に潜んでおり、80 歳までに約 3人に 1人が帯状疱疹になると 言われています。

皮膚症状よりも前に先行して痛みが生じることが多いです。皮膚は何ともなくて中にピリピリ、ズキズキした痛みが出現するため、初は帯状疱疹とはわからず、皮膚の症状が出現してはじめて気づくことも多い疾患です。

水ぼうそうにまだかかっていない小さいお子さんとの接触感染に注意が必要です。

治療

帯状疱疹(ヘルペス)

抗ウイルス薬による治療をおこないます。治療は発症早期にバルトレックス、ファンビル、アメナリーフといった抗ウイルス薬を7日間服用します。しかし、ウイルスの増殖を抑制するものであり、症状を緩和する効果のための投薬となります。早ければ1週間ほどで治癒しますが、安静にし体力を回復することが重要です。

問題なのは帯状疱疹後神経痛と呼ばれる皮膚症状が落ち着いても、痛みだけが長引く状態で、50 歳以上で帯状疱疹を発症した人の 18%に
生じるとも言われています。稀に顔面神経麻痺など運動神経に障害を残す場合があります。

 

●帯状疱疹ワクチンについて

50歳以上の方に推奨される任意接種のワクチンです。過去に帯状疱疹にかかっていても接種は可能です。

2019年までは国産の水痘生ワクチンのみが使用されてきましたが、2020年1月より新しい不活化ワクチンのシングリックスが発売となり、
現在はこの2種類から選択が可能となりました。

以下、シングリックスの特徴についてご紹介します。

投与方法

・2ヶ月間隔で筋肉内に0.5mlを2回接種
・2ヶ月が望ましいのですが、諸事情でタイミングがずれたとしても6ヶ月以内には2回目の接種すべきとされています。

WEB予約↓

https://www.489map.com/helios/A6816364/reserve

効果について

・シングリックスは特殊なアジュバント(薬剤に対する免疫応答を増強させる物質)を使用。これによって従来の水痘生ワクチンを
上回る効果が期待できます。


帯状疱疹予防効果

50歳以上:97.2%

70歳以上:89.8%

帯状疱疹後神経痛の予防効果:88.8%
帯状疱疹予防効果が接種後3~11年で減弱との報告があります。


一方で、従来の水痘生ワクチンの効果については
帯状疱疹発生率:51.3%減少
帯状疱疹後神経痛の発生率:65.5%減少
帯状疱疹の重傷度:61.1%低下

発症予防効果は少なくとも9年間認められるとされています。

現時点ではいずれのワクチンについても再接種の時期は明らかになっていません。

副反応について

ワクチン接種による免疫反応のため接種後7日以内に生じた副反応として
注射部位の痛み(78%)赤み(38%)や腫れ(26%)があらわれますが、多くは 3 日以内に治まっています。

アジュバントにより強い免疫応答を
誘導するため、筋肉痛(40%)、疲労(39%)、頭痛(33%)悪寒(24%)、発熱(18%)といった全身性の副反応も生じますが、
多くは7日以内に軽減します。

一方で水痘ワクチンに特異的な副反応としては接種後1-3週間後に発熱や、2-3%に全身性の水痘様発疹がみられることが知られています。

当院価格(税込)と注射回数

水痘ワクチン 1回み ¥7,700 皮下注射

シングリックス 2回 ¥22,000×2=44,000 筋肉内注射

※いずれも任意接種のため、自費となります。

シングリックスは市区町村により補助金がでる場合があります。ご確認ください。

効果を重要視する方はシングリックス、値段を重要視する方は水痘生ワクチンがおすすめです

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