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にきびの治療

にきびの治療ニキビは、皮脂が多く分泌される部位(おでこ、頬など)にできやすく、毛穴がホルモンと細菌と皮脂の相互作用によって炎症を起こす疾患です。

皮脂を分泌する毛穴が詰まりニキビができ始めます。その後、詰まった毛穴の中に乾いた皮脂や角質(死んだ細胞)がたまります。この状態が黒ニキビ(毛穴が開いて中身が見えている状態)や白ニキビ(毛穴が閉じている状態)と呼ばれる状態です。

進行すると毛穴が破れ中身が流れ出し、炎症が広がる場合があります。その場合は皮膚の深い部分を傷つけてしまうため炎症が治っても痕が残ってしまう場合があります。

原因

アクネ桿菌(皮膚に存在する皮膚常在菌)という皮膚に常駐する細菌によっておこるとされています。アクネ桿菌は、脂腺の奥に生息し皮脂を好むため、詰まった毛穴の中の皮脂を栄養として過剰に増殖し脂肪分解酵素を分泌して皮脂を遊離脂肪酸にし、ニキビをつくります。

また、化粧品などの使用で毛穴が詰まり、ニキビが悪化する場合があります。

治療

ピーリング作用のある外用薬は、塗布量・塗布範囲・保湿剤の有無や保湿のタイミングなどをお話しをさせていただきます。「使った事があるがダメだった」という方も諦めずにご相談下さい。

外用薬:ディフェリンゲル(アダパレンゲル)・ベピオゲル・デュアック配合ゲル・エピデュオゲル・ゼビアックス・ダラシン・アクアチム・ナジフロ

内服薬:ミノマイシン・ビブラマイシン・ルリッド・漢方薬

ご希望時は自費治療もあります。

ニキビ外用薬を処方された方へ

 ディフェリンゲル 

有効成分のアダパレンがニキビの原因となる毛穴のつまりを取り除き、新しいニキビを抑制します。抗菌薬も使用する際は、その上から炎症のニキビに重ねて使用します。乾燥、皮剥け、刺激(ヒリヒリ感)、赤みなどの副作用が出ることがあります。通常は2週間以内に症状が現れ、その後徐々に慣れていきます。

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 べピオゲル 

有効成分の過酸化ベンゾイルでニキビの原因となるアクネ菌の殺菌や、ピーリング作用による角質ケアができます。刺激、赤みなどがやや強めにでることがあります。脱色作用がありますので、色の濃い衣類や髪の毛に付着しないよう注意してご使用下さい。

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 デュアック 

成分は、過酸化ベンゾイルとクリンダマイシン(抗菌薬)の配合剤です。ピーリング作用、アクネ菌の殺菌、 ニキビの悪化や化膿を防ぐ働きがあります。 脱色作用がありますので、色の濃い衣類や髪の毛に付着 しないよう注意してご使用下さい。 ※冷蔵庫で保管。

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 エピデュオゲル  

有効成分はアダパレン(ディフェリンゲル)と過酸化ベンゾイル(べピオゲル)の配合剤であり、新しいニキビの抑制とアクネ菌増殖の抑制の2つの働きをします。2つの作用が働く為、刺激や乾燥が強めに出ることがあります。洗顔後、使い始めは10分間置いて洗い流し、徐々に肌が慣れてきたら塗布する時間を延ばしましょう。寝る前には外用を洗い流し、しっかり保湿をして下さい。 ※医師の指示で洗い流さないで使用する場合もあります。

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ニキビ治療薬は、乾燥、刺激、赤み、カブレ、かゆみなどの 副作用や副反応が出ることがありますが、

工夫して使用することでニキビの予防効果が期待できます。
当院でおすすめする使用方法を2つ紹介しますので参考にしてみて下さい。

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クレンジング

油分の少ないノンオイル のものを使いましょう。 たっぷり使用し、こすらず優しくクレンジングします。


洗顔

低刺激の洗顔料でよく泡立てて優しく洗顔しましょう。1日2回で十分です。


化粧水・乳液

ニキビの原因のアクネ菌は油分をエサにして繁殖します。 油分の少ない化粧水や「ノンコメドジェニック」表記の化粧品がおすすめです。対象商品:NOV、アクセーヌ、ルナメアACなど
また、ニキビ跡も気になる方はビタミンCローションが効果的です。

 

~ニキビの薬で副作用が出た時は~

ニキビ治療薬を使い始めてから約2週間は 乾燥、ヒリヒリ感、かゆみ、赤みなどの副作用が出ることがあります。症状が軽度の場合はすぐに使用を中止せず以下の方法を試してみて下さい。

□①塗る量を調節する。
1FTUを減量してみる。(1/2→1/4→1/8FTU)
※1FTU(フィンガーチップユニット)とは人差し指の第一関節の長さの分量≒0.5gです。
1FTUで全顔(手のひら2枚分)※デュアックのみ2FTU


□②保湿をいつもよりしっかり行ってみる。
・ニキビの薬を塗る前に保湿剤をしっかり塗る。(※保湿剤を前に塗ることで薬の浸透性が下がります。)
・保湿成分の高い乳液やクリームを使用する。

□③ショートコンタクトセラピーを試す。
薬剤を皮膚に接触させる時間を短くすることで薬剤の副作用を軽減させる治療法です。    
※自己調節が必要です。最初の2、3日は10分~15分置いて洗い流す。
刺激問題なければ、30分、60分と塗る時間を延ばしてみる。寝る前には洗い流して保湿をしましょう。
がさつき、ヒリつき、刺激症状が出た場合は、前日の外用時間を5分短くしてみましょう。

□④塗る日数を減らしてみる。
1、2日置きに使用してみる。

※上記を試しても症状が続く場合や、強い赤み、強いかゆみ、腫れるなどの症状が出た時は使用を中止し、医師にご相談ください。

★ニキビ外用薬の効果を得るために★

抗酸化剤であるビタミンCを含んだ化粧水と酸化剤である外用薬が重層すると、相殺されてしまう可能性があります。 入浴時のスキンケアが浸透してから、寝る前に外用薬を塗布するなど少なくともスキンケア後10分以上は空けると良いでしょう。

~保険治療で改善しない方へ~当院では自費診療でもニキビ治療を行っております。
●ケミカルピーリング:古くなった角質や表皮を剥離・溶解します。★皮膚のザラツキや毛穴が気になる方

●毛穴・ニキビ痕ダーマペン:ニキビ瘢痕や毛穴治療。★肌の凸凹が気になる方

●CO2REレーザー:ニキビ瘢痕レーザー治療。★クレーター、肌の凸凹が気になる方

 


(院内化粧品)※受付でご購入頂けます。 premiumフラーレンローション  100ml¥6,600(税込)

 


日焼け止め・下地・ファンデーション

ファンデーションは ノンコメドジェニック表記のものやミネラルファンデーションなど油分の少ないものを使いましょう。
ニキビは紫外線で悪化することがありますので、UVケアをしっかりしましょう。 ノンケミカルや敏感肌用のものがおすすめです。

※受付でご購入頂けます。
TAマイルドプロテクトUV ノンケミカル SPF40/PA+++ 30ml¥3,600(税抜)

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理事長 村上義之先生のブログもぜひご覧ください!

https://mildix-biyo.com/blog/2418/

https://mildix-biyo.com/blog/4781/

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